先日公開された『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
映画館に観に行くかどうか迷っていた私の背中を押したのは、公開前日にNHKの朝の情報番組『あさイチ』でやっていたJ・K・ローリングさんのインタビューでした。
記事もこれでようやく7つ目。これまで記事の核や結論を後ろの方に書く傾向にありましたが、今回は内容が内容なだけに、最初にインタビューの内容を載せてみます。
インタビュー内容
※当該インタビュー内容は「翻案権侵害の恐れがある」とのご指摘を受けて取り急ぎ削除致しました。今後、構成を改めた上で掲載する心積もりではありますが、それを確約できるものではございません。予めご了承下さい。
下記のインタビュー総括でも、ローリングさんの発言の一旦は垣間見れるかと思いますので、そちらをご覧頂ければ幸いです。
インタビュー総括
いかがでしたでしょうか。
成功者は大概「自分を信じていた」と言いますが、ローリングさんは正直に
「結果的にはイエスだけど当時の自分は自尊心が低かった」
と仰っていたのが非常に好感が持てました。今は大分持ち直しましたが、3か月ほど前の自分も、人生で1、2を争うほどの自尊心の低い状態にいましたから。だからといって、私もローリングさんのような大ベストセラー作家になれるなどとは思っていませんし、そもそも、作家になるという夢すら持ち合わせていません。

私は10代の頃、この手の成功者たちの発言を見聞きしてその一部分だけに自分との共通点を見出し、「オレにもできる!」などと武者震いしていただけで具体的な行動には何も移さず、あるいは行動に移しても三日坊主で終わる…ということがよくありました。そのような「症状」は加齢とともに無くなっていきましたが、「それはそれで良いこと」などとは言い切れません。成功者が発するメッセージに全く触発されないほどに心の中の種火が消えかかった状態もまた危険です。大事なのは、これらのメッセージを正しく受け取ることだと考えます。
「成功するアイデアを持つのは私だけではない。
これを観ている大勢の人たちにも追いかけるべきアイデアがあるはず」
と、ローリングさんは視聴者に向けたメッセージを送っていました。何をもって『成功』とするかは人さまざまですし、『追いかけるべきアイデア』とやらもこれまた人さまざまです。この『人さまざまな何か』を見付け出すのがそもそも難しいんですが、これしか無いんですよ、道は。
『成功』という言葉が何か引っ掛かるならば、『成功』=『安らぎ』と置き換えても良いと思います。『成功した状態』ってのは、達成感に満ち溢れた『安らいだ状態』でしょう?
「自分は何に安らぎを見出せるか。その安らぎを得るには何をすれば良いのか。
そのアイデアが浮かんだら実行に移し、粘り強く続けること」
私はローリングさんのメッセージをこのように受け取りました。私はこのブログ書きに安らぎを見出し、実行するところまでは漕ぎ付けていますから、あとは粘り強く続けるだけです。直近の目標は「検索候補の上位に来ること」で、それには色々と工夫が必要なのですが、分かりやすい物量的なところでは100記事ぐらい書くことのようなので、まずはそこまでは粘ります。ということは、100記事ー7記事=93記事=1日1記事書けば3か月後の3月アタマ頃か!・・・う~ん、これまで大体10日に1記事のペースなのでそれはチト厳しいかな…。まぁ3月アタマは厳しくとも、100記事まではとりあえず続けます。
ハリポタとファンタビ

ハッキリ言って、元祖ハリポタよりもファンタビの方が圧倒的におもしろいと思うんですが、その理由は2つあります。
・原作が無い(=小説がベースになっていない)
・主要な登場人物の年齢層が自分と近い(=成人している)
ハリポタとファンタビを全く知らない子供(幼稚園~小学生ぐらい?)と大人(25歳ぐらいより上?)をそれぞれ複数名集めて、それぞれのシリーズを鑑賞してもらって感想を聴いたら、子供ほどハリポタを、大人ほどファンタビの方が好きという結果になるんじゃないかと思います。
それは分かりやすくは登場人物の年齢層の近さに因るかと思いますが、より奥深いところでは原作(=小説)があるかないかに因るかと思います。ハリポタはね、あれだけ世界を席巻した作品ですから私も映画を観たんですよ。5作目の『不死鳥の騎士団』まではマトモに観ました。けれど、回を重ねるごとに「ん、何でいきなりこのシーンに飛んだ?」とか「ん、こいつは誰だ?」っていうシーンが増えていって、世界観全体をつかみきれずに消化不良を起こしました。これは私が良くも悪くも大人になった証なんじゃないかと思っています。

小説の『炎のゴブレット』で止まっています。物事には優先順位をつけて当たるべきだと思うんですが、
今やブログ書きが娯楽の優先順位の筆頭になってしまったんでハリポタ鑑賞は目下のところ停滞中ですね
かたや、自分もかつては子供だったので決して子供をバカにする気はありませんが、子供は大人よりも単純なので、ファンタジックに彩られた世界で魔法がバンバーン!と炸裂しているのを観ればそれで満足するんじゃないかと思います。たとえ、世界観全体をつかみ切れていなくても、ね。
まとめ
本日2度目ですが、いかがでしたでしょうか。
同じくファンタジー物かつシリーズ物と言えばスター・ウォーズが想起されますが、あれは旧3部作のエピソード4・5・6を観た上で、中3部作のエピソード1・2・3を観ると、「おお、こうして4につながるのか!」みたいな感動が味わえたかと思います。ですが、ぶっちゃけ、そこまでの思い入れが無ければ、素直に時系列に古い順から観ても良いワケですよね。
これって、ハリポタ&ファンタビでも同じことが言えて、素直に時系列的に古いファンタビから観ても全然楽しめます。しかも、先程書いたように、ファンタビには原作が無いので、映画だけを観てもストンと内容がアタマに入ってきます。しかも、わざわざ客の入りの少ない回を選んで良い席に座れたのは良いものの、行ってみたら隣にカップルが居て居心地の悪さを感じたのに、始まってみるとカップルなんぞ全く気にならないほどに作品の世界に没入できたのですから、そのおもしろさ間違いナシです!
これまでハリポタ&ファンタビシリーズに興味を抱かずに来た方々もぜひ、お時間のある時に最寄りの劇場に足を運んでみて下さい。きっと、アナタもローリングさんが仕掛けた”魔法”にかかってしまうことうけ合いです。また、ローリングさんが作品に込めたメッセージもきっと感じ取れるはずです。
・ファンタビ1作目を観て予習したい方はこちら
・ちなみに、ファンタビ1作目の脚本が書籍化されています
・え、もうすぐファンタビ2作目も書籍化されるの?
・「この際、ハリポタも全部観ちゃえ!」という方はこちら
・「ハリポタの洋書はキツいけど、和書なら・・・」という方はこちら

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