未分類

声優として有名になることに道半ばで挫折しかけている旧友に送る現実的なアドバイス

演劇サークルでの活動は大学時代の良き思い出の1つ。ラジ男です。

「何かを作ったり企画したりしないと一生このままだな」

これは私の旧友の最近のつぶやきです。「一生このまま」という部分には色んな意味が込められていることでしょうが、要約すると次のように言えます。

「声優として有名になれないまま一生が終わる」

かつては事務所に所属して何本かの作品に出演するも、主に人間関係のイザコザによって自ら退所してしまったらしい彼に今後の逆転劇はあるのか。生産的な思考がまるでできない彼に成り代わって考えてみました。

彼が置かれた状況を整理する

彼のつぶやきから推し量れる現況は以下の通りです。

  • 非正規労働者である
  • 交友関係はほとんどない
  • 交際経験はあるが童貞である
  • 整理整頓ができない
  • 節制節約ができない
  • 生活サイクルは仕事、飲食(自炊及び外食、飲酒も含む)、睡眠を基軸としつつ、
    趣味として絵描き、ゲーム、漫画を嗜む
  • 事務所に所属し始めた ←NEW

記述が無いことから分かるように、声優としての活動は現在一切していません。ある一時期は確かに声優であったかもしれませんが、途中で辞めて以後何も活動をしていなければ、もはや声優ではありません。

何もしていなければ、単純に声優としての活動を再開すれば良いだけのことのように思いますが、30も半ばに差し掛かった彼は完全にレールを踏み外しています。まして、これまで業界や同業者に対する恨みつらみをつぶやきまくっていますから、たとえマジメに作ったデモテープを引っ提げて事務所に売り込みに行ったとしても、風当たりは相当厳しいと思います。

「何かを作ったり企画したりしないと」という部分は、「もはや正攻法では声優道に復帰することはできない」という彼の自覚の表れでしょう。であれば、正攻法ではない道を模索するしかありません。その道は今の彼の現況を少しずつでも良いので変えていくことで見えてくるかと思います。

最低限一気にやるべきこと

以上の状況を踏まえ、以下のことを一気に押し進めて欲しく思って書いたものの、上でサラッと書いた通り、彼は事務所に所属する道を再び選びました。

しかし、書いたことを改めて読み返してみて、私のようなペーペーのブロガーも含め、現代社会で創作活動に従事する者にとって重要な要素が書かれていると思うので、自戒も込めて書き残します。

整理整頓をする

私は2,3度彼の部屋にお邪魔したことがあります。もう10年以上も前のことですが、大変散らかっており、臭ったことを覚えています。あれから10年以上を経てもなお、自分で「部屋が散らかっている」と発言していることから、当時よりも更に悪化していることは想像に難くありません。

私自身の経験から言うと、部屋が散らかっていくのを放置すればするほど、片付ける気力がますます失せていきます。そして、掃除をしようという気力とやる気の減退は、身の回りのあらゆることに対する気力とやる気の減退を招きます。「もうこんなんだから今更やる気が出ない~」などと泣き言を言う前に、真っ先に取り掛かるべきです。

そんな状況を両親が見かねてか、金銭的かつ物理的な支援を得て、それまでよりも安いアパートに引っ越した模様です。これで匂いはリセットされたでしょうが、大量に運び込まれたであろう家財道具等々が、引っ越し先できちんと整理整頓されるかどうかはまた別の話です。

節制節約をする

節制節約というと、分かりやすく金銭のことが浮かぶことでしょう。彼の場合、これに加えて、時間の節制節約=時間の有効活用化が必要と感じます。また、「節制」のみならず、「摂生」も必要です。

金銭に関して言えば、「まったく貯金が無い」「ガスを止められた」等の発言から類推するに、彼の経済状況は逼迫していることがうかがえます。その原因は、非正規労働者であるがためかそもそも実入りが少ないのに、ついつい外食、間食、飲酒・喫煙に興じてしまうことにあるのは明白です。

時間に関して言えば、余暇を無為に惰眠に費やしたり、頭の中に浮かぶヨシナシ事を、グダグダとネット上に書き連ねたりすることが非常に多い。もちろん、飲食にも。そうして浪費した時間をすべて声優としての活動に充てていれば…と省みることが、果たして彼にあるのか無いのか。また、今後それを改めるつもりはあるのか無いのか。

摂生が必要だと感じるのは体重です。「食って寝て」に比重の寄った生活をしていれば、体重が80kgをオーバーするのは当たり前です。もう30も過ぎて代謝も落ちてきているのですから。かくいう私もMAX時に70kgをオーバーしましたが、それだけでもう健康診断の数値のいくつかにケチが付いてしまいます。

整理整頓にはハッキリ言って時間がかかることでしょう。達成した以後も、週に一度は洗濯をしたり掃除をしたり、食後は欠かさず食器を洗ったりしていれば、チョイチョイ時間は削られます。しかし、節制節約を同時に行えば時間は確保できます。一日にできることなどたかが知れていますが、その一日一日の積み重ねの果てに彼の理想とする生活はあるのですから、これ以上無駄にすることはできません。

創作して発表する

彼はどうもこのように考えているようです。

「ただ演技力だけを見て評価してほしい。ルックスとか歌唱力とかコミュ力とかそういうのは置いといて」

よしわかった。その方がシンプルで確かに良いと思う。それならばさっさとデモテープを作って事務所に突撃しろ…と言いたいところですが、前述の通りそれは止めておいた方が良いでしょう。自業自得ですが、彼は業界内で既に煙たがられる存在となっている可能性があるのですから、正攻法は得策ではありません。

ならばもう、作ったデモテープを何処なりとアップロードして世間の反応を見たら良いんですよ。デモテープなるものの表現形式はさっぱり分かりませんが、何か漫画やアニメのセリフを適当に喋っても可。小説や映画、ドラマのセリフを喋っても可。オリジナルのセリフを喋っても可です。

声優活動以外にも、アニメ絵を描いてあわよくば同人市場に…なんていう想いもあるようですが、それもわざわざ夏と冬のマーケットを待たずして、さっさと描いてさっさとアップロードすれば良いんですよ。現に正規のデビューのルートを無視して、ウェブ上で人気に火が点いてデビューしている漫画家さんがいますからね。それで良いんですよ。

私には彼が実力だけで評価されるなんて到底思えない…というのが本音ですが、それを判断しようにも判断材料が無いですからね、私にとっても、誰にとっても。2019夏の参議院選が近いですが、まさに「国民に信を問え」ばそれがハッキリ分かるんでとても良いと思うのですが、どうでしょうか。

彼が望む演技力さえもボロクソに評価されて傷付くのが怖いのは分かります。けれど、自分の正確な立ち位置が分からないままでは、次に何をどうすべきなのかも分かりません。評価されれば次のステージにも行けるでしょうし、ボロクソならば改善点を考えるキッカケになるはずです。あるいは、ボロクソすぎるあまりきちんと諦めをつけることもできることでしょう。周りの評価に傷付くことよりも、現在地が分からぬまま五里霧中を歩き続けることの方がよっぽど怖いです。

創作活動をルーティーン化する

ここまで来ればもはや生活基盤は整ったようなもので、後はこれを一過性のものにせず、ルーティーン化してしまうことです。整理整頓と節制節約だけですと単調なルーティーンに過ぎませんが、創作活動が組み込まれると無味乾燥なルーティーンにも彩りが出ます。

ブログ記事を書く時、私は読み手を意識して書いています。クスリとした笑いを誘うような表現を狙って書く時もありますが、基本的には分かりやすく書くことを心掛けています。過去の記事を読み返したりブログ全体の体裁を眺めたりすると、まだまだ改善の余地があると感じますが、この実感がある限り私はこの先も書き続けていられることでしょう。

このルーティーンの果てに私が目指すところは、ツイッター的に言えば「バズること」です。つまり、より多くの人たちからの反応を得たい。これまでのところ、誰かしらからの直接のコンタクトはありませんが、アクセス解析のツールを使えば、誰かしらは確実にアクセスしてきていることが分かり大変励みになります。

このように、創作的なルーティーンは楽しく、没頭できるものですが、副次的に雑念に囚われにくくなるという効果と、生産的に物事を考えられるようになるという効果が期待できます。

私の置かれた立場をマイナスに考えると、正社員ではあるものの、吹けば飛ぶような地方の零細企業でこのまま定年まで勤め上げられるとは到底思えません。そんな状況では結婚して家庭を築くこともままならないでしょう。ましてや、「老後を生きていくのに2,000万円は必要」だとか言われる時代なのですから。しかし、創作中はそんなことなどどうでもよくなります。というか、そのようなマイナスなことは浮かんですら来ません。

こう書くと「ただ単に現実から目を逸らしているだけ」と受け止められかねませんが、そんなことはありません。「現段階で自分が捻り出したものは世間からあまり認められていないようだ」という反省、およびそこから波及する改善行為は、仕事をする上でも大いに役立ちます。仕事は生活の根幹を成すものなので、生活の万事にわたって役立つと言っても差し支えは無いでしょう。

事務所に所属はしたけれど

当記事をアップロードしたのは、本項を書いた2019年10月から遡ること3か月以上前の2019年7月ですが、この間、彼はとある声優事務所に所属し始めたようです。彼のネット上での平素のネガティヴ発言を知っている私からすればあり得ないことですが、採用担当者は彼の素行をまったく知らなかったのでしょうか。あるいは、素行を知りつつも力量に可能性を感じて採用に踏み切ったのか、ネガティヴなキャラもおもしろいと踏んだのか…真相は分かりません。

個人的には、前項の“最低限一気にやるべきこと”を実践してみて欲しかったところですが、彼はそうせずに再び事務所に所属することを選択しました。極度の面倒くさがりの彼が重い腰を上げて行動に移したことは評価に値します。しかし、最近のつぶやきから推し量るに、事務所に所属したからと言って、すぐに声優の仕事にバリバリありつけているわけではないようです。

「自称・声優」と「職業・声優」の壁

この記事を書き始めるに当たり、声優業界に一歩たりとも踏み込んだことの無い自分が、持論だけで彼のことを批判することに少々不安を覚えたので、何か資料となるような本は無いか書店を物色しました。そこで見つけたのが、声優・岩田光央さんの著書『声優道 死ぬまで「声」で食う極意』でした。

西暦2000年前後の深夜帯のアニラジを聞きかじった私にとっての岩田光央さんは、関智一さんと小野坂昌也さんと並んで下ネタ系男性声優のBIG3という印象が非常に強くありましたが、この本を読んで印象がガラリと変わったというか、キャラではない真面目な部分の岩田さんを知ることができました。

本の内容はどれも説得力のあるものでしたが、特に印象深かったのは「自称・声優」と「職業・声優」の差はどこで生まれるのかという項目です。というのも、件の友人こそまさに「自称・声優」から「職業・声優」へと脱皮できずに一度挫折し、今また再び挫折しかねない言動を繰り返しているからです。

この項目は3ページ半ほどの短さとは言え、すべてを引用するには冗長になってしまうので、何とか要約してみるとおおよそ次のようなことが書かれています。

声優事務所に所属するということは、個人事業主たる自分という商品を、事務所という問屋に卸すのを許可されただけのこと。卸した商品=自分を内(スタッフやマネージャー)外(オーディション)に売り込む主体はあくまで自分だから、声優としてのある程度の技量があることは大前提として、セルフマネジメント能力を磨き、駆使することが肝要。

岩田光央 著 『声優道 死ぬまで「声」で食う極意』 P96~100

まとめ

彼の願いをより正確に書き出しますと、

「声優として有名になり、それだけでメシが食えるようになりたい」

と言えます。

私は声優に関しては門外漢なので「こうすれば有名になってメシが食える」という王道を提示することはできませんが、「何もやらねば何も始まらない」ということは五感で感じています。だからこそ、足掛かりとして取り組みやすそうなことを提示してきました。

岩田光男さんは、先に挙げた自身の著書の中で、「そもそも決まった声優への道などない」と言い切っています。彼のような有名声優がそのように言うのならばなおのこと、既にレールを踏み外した彼にはさっさと独自のルートを開拓していって欲しいと切に願います。

本当はこれらのアドバイスを彼に会って直接伝えたく思います。しかし、恐らくLINEが彼にブロックされた状況にある今、初手としてコンタクトを取る術がありません。近場にいるわけでもないので、いきなり訪ねることもできません。

ですから、間接的にこのような手段を取ったわけですが、彼がこれを読むという保証はどこにもありません。ですのでむしろ、彼と同じような境遇の方に届けば幸いです。もっと言えば、現実に手詰まり感を感じている人に広く読んで頂ければなお幸いです。

【ゲーム紹介】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』Nintendo Switch版前のページ

【海外ドラマ】BULL/ブル3 法廷を操る男 ♯1 危うい案件【WOWOW】次のページ

ピックアップ記事

  1. 【映画感想】『髪結いの亭主』~少年期に刷り込まれた憧れの女性観の行方は~
  2. 【映画感想】『ヴェンジェンス』~その復讐=Vengeanceはヤりすぎ~
  3. おすすめの映画!ニコラス・ケイジ『ダブル/フェイス』~不妊女性と代理母の、子供を…

関連記事

  1. 未分類

    【おすすめの小説】宮本輝 著『私たちが好きだったこと』

    ここ10年程のスマホ台頭の影響を受けてか、学生の時ほど本を読まなくな…

  2. 未分類

    ブログ、はじめました~きっかけは現在の行き詰まりから~

    みなさん初めまして。ラジ男と申します。この度、ブログを始めることにし…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 知っトク

    4K8K本放送開始直前チェック!~地デジはどうなる?電波の干渉って何?~
  2. 知っトク

    ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え~その経緯と結果~
  3. 海外ドラマ

    オススメの海外ドラマ!~BULL/ブル2 法廷を操る男~
  4. 知っトク

    バレンタインデーじゃなくても食べたい!~ロイズのおすすめチョコと気になるシルスマ…
  5. 未分類

    【おすすめの小説】宮本輝 著『私たちが好きだったこと』
PAGE TOP