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【おすすめの小説】宮本輝 著『私たちが好きだったこと』

ここ10年程のスマホ台頭の影響を受けてか、学生の時ほど本を読まなくなったラジ男です。

宮本輝作品を読むのはこれが2度目で、学生時代に『草原の椅子』という作品をラジオドラマで聴いて何か心に響き、小説に手を出したのが始まりでした。

それから15年以上の時を経て、『草原の椅子』にまつわる思い出をtwitterにちょこっと書いたところ、大の宮本ファンの方からフォローして頂き、「他の作品も読んでみて下さいね」と勧められたのが本作に手を出したきっかけとなりました。

しかし、大御所作家だけあって作品が非常に多く、一体何から手を付けたものか…。そこで、ネットのランキングを参考に書店で5冊ほど見繕って購入し、背表紙のあらすじを読んで1番重くも、堅苦しくも、生真面目そうでもなかったのが本作でした。実際、難解な描写は一切無く、様々な展開が気になって仕方なくなり、久しぶりに活字をスラスラと読み進めることができました。

それでは一体、『私たちが好きだったこと』とは何だったのでしょうか。

基礎知識

著者略歴

1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門(おうてもん)学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため2年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)『水のかたち』『田園発 港行き自転車』等著書多数。2010 (平成22)年、紫綬褒章受章。2018年、37年の時を経て「流転の海」シリーズ全九部を完成させた。

新潮社公式ホームページより

あらすじ

工業デザイナーを目ざす私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に夢を語り、励まし合い、二組の愛が生まれる。しかし、互いの幸せを願う優しい心根が苦しさの種をまき、エゴを捨てて得た究極の愛が貌(かお)を変えていく・・・。無償の青春を描く長編小説。

新潮文庫「私たちが好きだったこと」背表紙より
ISBN4-10130712-1


登場人物

北尾与志(主人公)
31歳。静岡県出身。照明器具メーカーの意匠部で働く工業デザイナー。早くから独立しようと目論んでいたが、未だ資金が足りず叶わずにいる。冷やかし半分で応募した公団住宅の抽選に当たり、友人の佐竹と、バーで偶然出会った見ず知らずの曜子、愛子の3人との共同生活を始め、ほどなくして愛子と恋仲になる。

佐竹専一
31歳。新潟県出身。通称「ロバ」。昆虫を主として撮る写真家で、最近になって個人事務所を持ち始めた。バーで初めて会った時から与志は愛子に惹かれていたが、ロバは曜子に惹かれており、与志×愛子のカップルと同様に、共同生活開始からほどなくして曜子と恋仲になる。

荻野曜子
27歳。作中の「両親は高崎在住」との記述から、群馬県出身と推測される。職業は美容師で、六本木の「コード」という美容室に勤めている。与志が文中で評している通り、「どこか冷めたところのある、幾分姉御肌の、頭のいい(=頭の回転の速い)」女性である。

柴田愛子
27歳。大阪府出身。家庭の経済的理由で大学進学を断念し、セメント会社の総務部に勤めている。複雑な家庭環境で育ったことが起因してか不安神経症を患っており、しばしばパニック発作に見舞われる。読書好きで、曜子と比しておとなしめの性格をしている。

曜子と愛子という名前に時代を感じますね。30代半ばの私の年代だと「子」が付く名前はまだ割と多くいたので違和感が無かったものですが、いつからか、男も女もフリガナが無いと分からないような名前が氾濫してきたことで、今では逆に古風に感じます。

作中、ペパーというあだ名の16歳の女の子と、その友人のタコというあだ名の18歳の男の子の間に子供が生まれ、2人はその子に「千春」と名付けますが、この名前もまた、私にとっては特に違和感なく感じていたはずなのに、今では古風に感じてしまいます。

千春誕生を受けての、与志と愛子の会話にも時代を感じます。

愛子「千春って、いい名前よね。(略)女の子らしくて、可愛らしくて、品があって、歳を取ってからでもおかしくないわ。リカだとか、ジュリなんて名前をつけられたら、おばあさんになってから困るもん」
与志「ジュリ?そんな名前の日本人がいるのか?」

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P210 11行目付近

う~ん、この時代の感性的には、ジュリはともかくリカもアウトかぁ(笑)
私の同級生にはジュリ的な名前の女の子がいましたから、ジュリも許容範囲内です👍

ちなみに、ごく最近の名前ですと、男の子は「蓮(れん)」女の子は「陽葵(ひまわり)」がトップだそうです。ひまわりは向日葵じゃないのか!?

2019年発表! たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング★「男の子は「蓮」、女の子は「陽葵」が1位! 改元の影響も!

時代背景

冒頭のページに次のような記述があります。

私は、あの一九八〇年の初夏から一九八二年の春までの二年間のことを思い浮かべるのが好きだ。

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P5 10行目

ということで、2019年の今からさかのぼること約40年前の日本が舞台です。

当時、宮本輝さんは33~35歳で、作中の与志とロバは31~33歳ですから、何かしら宮本さんご自身の経験が投影されているかも…と推測してしまうところですが、果たして。

読み終えた今、その当時の時代性が分かる印象的な描写が2つ思い出されます。

  1. 携帯電話が無い
    SONY nero mobileの公式サイトによれば、「1985年に国内初の携帯電話のレンタルが開始」とありますから、小説内の時代の少なくとも一般人レベルでは、携帯電話は普及していません。その代わり、屋内にあっては固定電話を、屋外にあっては公衆電話を利用する描写が散見されます。
    未読ですが、横山秀夫氏の『64(ロクヨン)』という犯罪小説は、本作と同じく携帯電話の普及率がまだまだ低かった昭和64年(1989年)頃を舞台にした作品で、「携帯電話が無かったからこそ成立し得た犯行が描かれている」と父が力説していました。犯行シーンではありませんが、本作でも同様に、携帯電話が無かったからこそ描かれ得た場面が散見されました。
  2. 明石海峡大橋と大鳴門橋が無い
    終盤、主人公の与志が神戸から高知へとフェリーで移動する描写がありましたが、「バス等で陸路では行けないのか?」と思いました。しかし、この時代には神戸-淡路島間を結ぶ明石海峡大橋(1998年完成)と淡路島-徳島間を結ぶ大鳴門橋(1985年完成)が無かったために、それは不可能だったようです。
    ちなみに、登場人物たちの生活拠点は東京なので、お金さえ出せば空路で高知にひとっ飛び・・・なんてことは当時可能だったんですかね?

このように現代との相違点がいくつかありますが、携帯電話の普及率が依然低い時代に幼年~少年期を過ごし、関西地方に縁の無い私にとっては、読む上で困難は全くありませんでした。

感想

私たちが好きだったこと

本作には大きく分けて2つの「好き」があったように思います。

男女の「好き」

あらすじには「共に夢を語り、励まし合い、二組の愛が生まれる」とありますが、ネタバレを避けた当たり障りのない書き方としてはすごく正しいと思います。しかし、読後の私としては、ネタバレ覚悟でこう言い直したいところです。

「酒席での初めての出会いから5日後、なし崩し的に勢いで始まった共同生活の初夜、愛子は持病の不安神経症の発作に見舞われる。そんな愛子を無下にせず、一定の理解を示す与志とロバの優しさに涙する曜子。直後、これを機に体を重ね合う与志と愛子、ロバと曜子の二組のカップル。その後、幾多の困難を乗り越えて、二組の愛は徐々に、より強固に育まれていくが・・・」

私(35)は、与志とロバ(32)とほぼ同じ年齢ですし、少ないながらもある程度の男女の仲を経験してきたので十分に青春と感じますが、人によっては、青春というよりも「性」春と感じてしまうでしょうか。何せ、出会って二度目でセックスしてますからね。「好きになって、告白して、正式に付き合うようになってから何度目かでセックスするのが通例」と考える人にとっては、親和性の低い展開ではあります。

しかし、セックスに対してそうした規範が染み付いている人の神経を逆なでしたくはありませんが、それは決して通例などではありません。出会ってまもなくセックスして、そこから交際がスタートするケースもふつうにあります。高校卒業以来4,5年会っていなかった地元の同級生と、再会初日に成り行きでセックスし、付き合うようになった経験のある私が言うのですから間違いありません。

-愛やら恋やらを語る上で、どのタイミングでセックスをするかはさほど重要ではない、と私は考えます。むしろ、途中何度か波風は立とうとも、できれば死が二人を分かつまで、どれだけ長くその恋愛関係を維持できるかどうかの方が、遥かに重要ではないでしょうか-等々のことを語り出すと、本作の感想から徐々に逸脱しそうになります。今ここでは、こうして二組のカップルが誕生し、段々と深く「好き」合うようになっていったことを想ってください。

みんな世話「好き」

人と人が段々と深く「好き」合うようになる過程では、様々な障壁や困難が付き物ですが、本作でもそれは例外ではありません。

愛子が持ち込んだのは言うまでもなく、彼女が抱える心の病、不安神経症です。物語が進むにつれ、その原因は、彼女が育った家庭環境にあることが分かっていきます。そして、そのために彼女がせっかく受かった大学への進学を諦め、就職せざるを得なかったことも明らかになります。

ロバが持ち込んだのは、これまた複雑な家庭環境で育った4人の未成年の少年少女です。ロバは1年前に交通事故に遭い、事情聴取の際に加害者として面通ししたのが、登場人物欄にもサラッと書いたタコとペパーを含む彼らでした。結局、真犯人は別にいたのですが、濡れ衣を着せられた彼らは高校を退学させられてしまい、取り調べの時に庇ってくれたロバを頼って訪ねてきたのでした。

曜子が持ち込んだのは、19歳の時に5年間付き合った元カレです。彼とは町で偶然再会し、近況を聞いたところ、父から跡を継いだ会社が経営危機に陥り、資金繰りに困っているとのこと。当座の危機を乗り切るにはあと600万ほど必要だとも聞き、曜子は「半分の300万ならなんとかできそう」と答えたのでした。

共同生活と二組の交際がスタートして以後、こうした事実が段々と明らかになるのですが、どれもこれも根本的な解決手段はお金であり、四者がお互いのため、金策に奔走します。4人が4人共特に稼ぎが良いわけでは無いのにもかかわらず、誰かが困っていたら借金をしてまでもお互いに助け合うわけです。男女の「好き」ではないもう一つの「好き」が、4人のこうした姿勢に透けて見えます。

※愛子に対しては、「今でも読書家で博識なくらい頭がよかったのに、大学進学しなかったのはもったいない!」という機運が高まり、みんなで学費を工面します。
ロバに対しては、タコとペパー以外の、ポーとマキが定時制高校に通うための学費を工面します。タコはロバの事務所で、ペパーは曜子の美容院で引き取ります。

世話好きが撒いた苦しみ

お互いがお互いの世話焼きに奔走する中で、公式のあらすじ通り、「互いの幸せを願う優しい心(4人の世話好きな性格)が苦しさの種をまき」ます。

ロバと曜子

曜子は当初、金が必要なのは元カレのためであることをみんなに伏せていました。ただ「店の金を使い込んでいたのがバレたから」とだけ告げたのです。当然、みんなは曜子が金を使い込んだ理由を知りたがりましたが、曜子からそれを口にしないため敢えては聞かず、方々から金をかき集めて何とか約300万を工面し、曜子を助けます。

4人は1980年の初夏に出会いましたが、曜子が元カレのために金を必要としたことは、その年のうちに、何気ない会話の流れで、与志は曜子から直接聞いて知ることとなります。旧知の中である愛子に曜子が直接伝えなかったのは、受験を控えた愛子を気遣ってのことでしょう。しかし、たびたびかかってくる元カレからの電話を受け、曜子に取り次いでいたことを既に事情を知る与志に相談したことで、愛子もまた知ることとなります。

ロバと恋仲にある曜子はもちろん、与志と愛子がロバに告げなかったのは、ロバと曜子の関係が壊れることを最も恐れ、結果、4人の生活も崩れ去ることを危惧してのことでしょう。しかし、年が明け、愛子が大学に合格した直後にあってもロバには知らせぬままでいましたが、ロバは薄々感付いており、曜子が路上で元カレに対してブチ切れ事件を起こしたことで、疑念は確信に変わります。そして、タコとペパーの間に子供が生まれた日、2人の間に亀裂が生じます。

その日はめでたい日ということで、4人はレストランで酒席を囲んでいました。その際、何気ない会話の中で二回、「しのいで、しのいで、やがて時が解決する」という言葉が出てきます。最初は与志が、次は愛子が口走った言葉でした。それを聞いたロバは、恐らく未だ自分から何も打ち明けてこない曜子のことを想いながら、「いい言葉だな・・・」と噛み締めるように言います。そんなロバの胸中を感じ取ったか否か、ここが好機とばかりに、曜子はロバの手を握って思い切って告白します。

私、子供を堕ろしたの。ロバちゃんの子供じゃないわ。私が殺した子供のことは、時が解決してくれるの?時は、子供の命を甦らせてくれるの?

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P220 9行目

読者は前段で曜子が堕胎したことを前もって知ることができます。なので、曜子の告白に対する衝撃はこの時点では薄まっています。しかし、恋仲の曜子からぶっちゃけられたロバにとっては、たまったもんじゃありません。「曜子が自分で喋らないうちは、知らんふりしようって決め(P211)」てその時を覚悟していたのに、曜子に対する仄暗い勘付きの中に、薄ら含まれていたであろう妊娠・堕胎を告げられたことで、こう返します。

どうして、喋ったんだ・・・。俺に聞かせてどうしようってんだ?俺は、騙してくれって言ってんじゃないよ。嘘をつくってことと、本当のことを口にしないってこととは違うんだ。自分の胸におさめて、黙ってられるかどうかが、人間としておとなかどうかってことだろう?

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P220 13行目

ロバが望んでいたように、曜子は確かに自分から打ち明けました。しかし、打ち明けるべき内容の吟味が甘かったため、ロバの反感を食らいました。恐らく、いくら内容を吟味したところで、ロバは何かしら傷付いたでしょうが、少しでも受ける傷の浅い告白の仕方を望んでいた…といったところでしょうか。そうした「大人の対応」ができなかった曜子はこう返します。

私、おとなじゃない・・・。ただの愚かな女よ。こんな私のやったことを、ロバちゃんは、静かに、しのげる?私、ロバちゃんを好き。この十日間、それを思い知りつづけたの。私、ロバちゃんに許してほしいの。ねェ、ロバちゃん、静かに、しのげる?

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P220 18行目

曜子が元カレにブチ切れ事件を起こしたのにはちゃんとした理由があるのですが、だからと言って、ロバと元カレを天秤にかけた状態で元カレの子を身籠り、裏切られたと知ったのをきっかけに「目が覚めた」とか言ってロバに許しを請うのは虫が良すぎますよね?静かにしのげるはずが、ないんだよなぁ・・・。

与志と愛子

自らの頑張りとみんなからの資金援助を受け、見事大学進学を果たしたものの、愛子の進学先は私立の医学部でした。精神的な病に苦しむ自らの体験を生かして、精神科医になるべく医学部を志したのですが、国公立の試験には落ちたために、私立へ通うことになったのです。

国公立だろうが私立だろうが、わずか半年足らずの勉強で医学部に受かること自体がすごいんですが、私立の医学部の学費がこれまたすごいんです。

医学部の初年度納入金

A大学(国立) B大学(私立)
入学金 282,000 2,000,000
授業料 573,000 2,800,000
実習費 35,000 1,200,000
その他 419,100 3,431,000
合計 1,309,100 9,431,000

これは医学部の中でも比較的偏差値の低い(それでも65はあります)首都圏の大学の実際のデータですが、国立と私立とで恐ろしいほどの開きがあることが分かります。医学部は6年制ですが、私立1年分の学費で国立6年分の学費が賄えてしまうどころか、十分お釣りが来ます。もし仮に私に非常に優秀な子供がいて、「医学部を目指す」と言い出したとしても、私立には絶対行かせ(られ)ません。

過程をすっ飛ばして「見事大学進学を果たした」などと書きましたが、上記のような莫大な初年度の納入金を納めるために、与志の母親は生命保険を解約しました。与志は解約させてまで金を作ることはまったく念頭に無く母親に電話を掛けたのですが、母は相手との結婚まで考えている息子の必死な様子に呆れつつも心を打たれ、自ら申し出てくれたのです。そのおかげで初年度は何とか乗り切れたのです。

大学に入学して半年ほどは、環境の変化がかえって愛子に良い効果をもたらし、「不安発作に襲われる頻度も減り、顔の色艶も健康そうで、立ち居振る舞いも機敏にな(P187)」りました。しかし、表を見れば分かる通り、次年度以降は入学金こそ払わなくて良いものの、その他の費用は変わらずに莫大で、来年度に必要な学費の明細書が届いた時、改めて現実に直面した愛子は与志にこう告げます。

やっぱり、私立の医大は、私にはつづけられない・・・。私、考えが甘かったのね。実験や実習費って、医学部は他の学部とまるで違うのよ。授業料より高いわ。それも、毎年高くなる。研究室でアルバイトしたって追っつかない。やっぱり、私には無理だわ。

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P251 15行目

このように愛子が告げる前段で、与志と愛子の間でもひと悶着起きています。例のバーに愛子と謎の男が入っていくのを与志が目撃し、愛子にそのことを詰問したのです。

二組の愛のゆくえ

映画化作品

読後、「映画化したらおもしろいだろうなぁ」と思っていたら、今から約20年前の1997年に既に映画化済みでした。1995年の書籍化からは2年後のことです。

キャストは非常に豪華で、与志役に岸谷五朗さん、ロバ役に寺脇康文さん、愛子役に夏川結衣さん、曜子役に鷲尾いさ子さんという配役です。恐らく、登場人物の年齢に即しての配役であったのでしょう、当時のみなさんの年齢は30歳前後です。※大変失礼ながら、鷲尾さんの名前だけが私には全くピンと来ず、リンク先も公式サイトではありません。彼女は仲村トオルさんとの結婚、出産を経て女優業に復帰しようとした矢先、難病に罹って目下病気療養中…との情報も2013年のもの。2019年現在はいかがお過ごしなのでしょうか。

岸谷、寺脇両名の所属事務所であるアミューズの公式サイトによれば、「宮本輝の同名小説の映画化を俳優・岸谷五朗が企画 」とありますので、岸谷さんも本作をおもしろいと感じて映画化を企画なさったのでしょう。

本著の解説(あとがき)は、映画の脚本を担当された野沢尚(ひさし)さんが寄稿されていますが、これまた野沢尚の名がピンと来ない…。野沢直子さんや鴻上尚史さんの名や顔がよぎりながら読み進めていくと、最後にこんな記述が。

(「孤独との戦い。それでも生き続けろ。人生は童話ではない」という)この宮本文学から嗅ぎ取ったテーマは、昨年、『青い鳥』というオリジナル脚本のドラマの中でも僕は考え続けた。そして現在執筆中のドラマ『眠れる森』にも引き継がれている。

新潮文庫「私たちが好きだったこと」 P334付近

これを読んでようやく、「『眠れる森』の脚本家だったのか!」と気付きました。『眠れる森』は1998年にテレビ放映され、当時絶大な人気を誇っていた木村拓哉さんが主演を務めており、彼の大ファンであった母と一緒に観ていました。

まとめ

まだまとまっていないので、今しばらくお待ちください。

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