海外ドラマ

オススメの海外ドラマ!~BULL/ブル2 法廷を操る男~

寝起きにつけっぱなしだったWOWOWでやってたドラマ「BULL(ブル)2 法廷を操る男」がおもしろかったのでレポートします。たまたま観たのは第11話『生き抜く術』です。

第11話概要

18か月間行方不明になっていた16歳のジェマが、年上の男ライアンと武装強盗を働いて逮捕、起訴される。ジェマのコンサルを依頼されたブルは・・・。


WOWOW番組説明より

第11話内容

16歳の少女ジェマは、ネットで出会った年上の男ライアンと出掛けたきり行方不明となり、18か月後ライアンと武装強盗を働いて逮捕、起訴される。ジェマの弁護人でブルと旧知の仲であるタリアからコンサルを依頼されたブルは、ジェマはライアンに誘拐されて虐待を受け反抗を強要された被害者だと主張しようと、ジェマをライアンと物理的に引き離そうとする。しかし、2人は同じ裁判で裁かれることになってしまい・・・。


WOWOW番組説明より

出演/関連情報

(2017年 アメリカ)
【企画】ポール・アタナシオフィル・マッグロウ博士
【製作総指揮】ポール・アタナシオ、フィル・マッグロウ博士、スティーヴン・スピルバーグジャスティン・ファルヴェイダリル・フランク、ジェイ・マッグロウ
【制作】マイケル・ウェザリー、トラヴィス・ドネリー、パメラ・J・ウェクスラー、他
【音楽】ジェフ・ルッソ
【出演】マイケル・ウェザリー(東地 宏樹)、フレディ・ロドリゲス古谷 徹)、ジェニーヴァ・カー竹内 順子)、ジェイミー・リー・カーシュナー長尾 歩)、アナベル・アタナシオ近藤 唯)、クリストファー・ジャクソン西村 太佑


WOWOW番組説明より

ブルとは何者か

サブタイトルの「法廷を操る男」ってのを見ると、裁判官?検察官?弁護士?等々の法律関係者?って思うじゃないですか。例によって、適当なアイキャッチ画像もそんな感じのにしちゃいましたし。
でも、それはどうも違うようで、WOWOWの公式サイトの登場人物紹介によれば、

3つの博士号を持ち、“裁判科学”を専門とする心理学者。TAC(トライアル・アナリシス社)の創始者。人の心を読むことを得意とし、それをうまく動かす方法に長けている

とのことで、ブルは心理学者です。自身の心理学の知識でもってチームを率いて法曹界でコンサル業をやっているワケですね。

また、公式サイトには、

ドクター・ブルを中心とした6人のスペシャリストが人間の心理を分析して裁判を誘導、クライアントを勝訴へと導く。

との記述もあります。今回はクライアントである旧知の仲の弁護人タリアの味方に付き、被告人の少女ジェマを見事勝訴=無罪に導いていました。

TACの業務とは

今回はたまたまクライアントが弁護人(≒被告人)でしたが、回によってはクライアントは被告人本人であったり検察官であったりと、その時々によって変わるようです。

TACウルトラマンエースかな?)の業務の流れも公式サイトから引用しますと、

1.クライアント(顧客)からの依頼 ※被告人、弁護人、検察官など
2.陪審員候補者のデータ収集 ※年齢、職種、行動パターンなど
3.予備尋問で忌避すべき候補者を科学的に選別
4.実際の陪審員のデータから各個人の特徴がほぼ一致する”疑似陪審員”を用意
5.疑似陪審員に審理を傍聴させその反応から評決の行方を予測。勝訴の戦略を立てる。

なるほど。裁判って、何かをやらかした(であろう)被告人がいて、その彼(女)を有罪に持っていこうとする検察官vs無罪に持っていこうとする弁護人という図式なワケですが、どちらに依頼されようとも、凄腕心理学者のブルを中心としたメンバーが一丸となって、クライアントを勝訴に導くワケですね。

ぶっちゃけ、裁判での攻防を描いた話なので上記のような小難しい言葉が色々出てきますが、そういうのを知らなくても十分楽しめます。観たことがある方なら分かるかと思いますが、医療系海外ドラマERでは、バンバン医療用語が飛び交っていたけれど問題無く観られたことと思います。なので、そこらへんは気にしなくても大丈夫です。

でも、そういう心配を気遣ってか、公式サイトには3つほど用語集が載っているのでそれを読んで少し知識を付けるのも良いでしょう。
「そもそも裁判って?」レベルの人にはこちらのページの一読をオススメします。※私はこのレベルです。

第11話の感想

以下、ネタバレを含みますので注意して読み進めて下さい。

ジェマはライアンに誘拐され、3年にわたって監禁生活を強いられた正真正銘の被害者です。しかし、監禁生活の中で、ライアンに媚び、好かれるような行動をすれば、あまりヒドイ目には遭わされないで済むと学習したジェマは、いつしかライアンの言いなりになってしまい、日銭に困ったライアンと共に強盗をして御用となってしまいます。つまり、逮捕がキッカケで「発見」されたジェマは、ライアンによる誘拐事件の被害者でありながら、強盗事件の容疑者にもなってしまったのです。

そんなジェマをお涙頂戴とばかりにメディアに出てに対して救おうと訴えたのが、ブルとは旧知の仲であるタリアでした。ブルはタリアをサポートする形でジェマを無実にするべく行動を開始しますが、ライアンにすっかり心を支配されてしまったがために、肝心のジェマ本人に自分は無実であることを証明しようとする意志が無く、ブルチームは苦労します。

ブルチーム、タリア、そして母親からの説得を頑なに拒み続ける一方で、ジェマの心の中には葛藤が芽生えていきます。自分がムリヤリ男に誘拐された純然たる被害者ならいざ知らず、ネットで知り合った見ず知らずの男にホイホイついていったがために監禁生活を強いられ、その挙句、強盗犯にまでなってしまった自分が無罪になる資格はあるのだろうか?と。もしかしたら、最初からそのような葛藤があったのかもしれませんが、ブルたちの働きかけによりその葛藤は次第に大きくなっていったのです。

光の射す方へ手を伸ばすか、あるいは、そのまま闇の中に堕ちていくか・・・。この辺の葛藤、せめぎ合いはスターウォーズのフォースのライトサイドとダークサイドの概念に通じるものがあります。と言うか、スターウォーズというファンタジー世界の概念を引き合いに出すまでもなく、我々の日常生活でもふつうに大なり小なりこの種の葛藤は起きていますよね。これが悪い方に傾いていくと、「どうせ私なんか・・・!」と自暴自棄になり、孤独感に苛まれます。

こうしたジェマの孤独感をブルは見抜きます。いや正確には、TACのメンバーの一人がそこに気が付いてポロっと発した言葉にブルが「それだ!」と飛び付くのです。名探偵コナンとかでもあるあるの展開ですね。ともかく、そこに活路を見出したブルたちは、チーム総出でかつてジェマの捜索に協力してくれた人々や友人たちに声掛けをし、ジェマを光の射す方へ連れ戻すよう協力を呼び掛けるのです。そして、何度目かの出廷の際、ジェマは法廷の場にかつての親友たちがいるのを目の当たりにし、徐々に自分が有利になるような証言をし始めるようになります。しかし、陪審員制度においては原則全員一致でないと評決が下らないところ、たった一人の意見が一致しなかったがために決着には至らず、再審となります。あと一歩決め手に欠けていたのです。

万策尽きたかに思えた再審の直前、ブルがジェマに声を掛けます。「君は『学習性無力感』に陥っているんだ」と。曰く、「『何をやってもムダだ。自分のチカラでは現状を変えられっこない』という意識の再三に渡る刷り込みがブレーキをかけているんだ」と。ブルのこの声掛けに後押しされたジェマは、ライアンにされてきた悪行の数々を赤裸々に証言して、見事に無罪を勝ち取るのでした。

家に帰ったジェマは母親に「タバコ、吸ってもイイのよ」(いや、未成年はダメだろ)と促されます。微笑みながらそれを拒否するジェマ。「他にも色々好きなことをやってイイのよ」と促されるジェマでしたが、「しばらくはゆっくり休みたいわ」と答え、母親と抱き合い、自室へと戻ります。ベッドに座り部屋を眺め、自由になった実感を噛みしめるジェマ。画面が暗転して翌日、陽の当たる公園で友達と語らうジェマ。それを微笑みながらそっと見守るTACのメンバー達・・・。

てな感じで終わると思うじゃないですか!?けど、違ったんですよ!!

かなりネタバレ

ベッドに座ったジェマの視界に、ノートパソコンが飛び込んできます。安堵の表情が一変し、虚ろな表情でパソコンに吸い寄せられるジェマ。電源を入れて・・・!?!?っていう、暗い未来を暗示させたところで話が終わります・・・。

・・・いやぁ裏切られましたね、ブル制作人に。そして何より、ジェマにも。やっぱり、どうしても、正義の為に奔走してきたイメージが強かっただけに、そして番組の盛り上がり方的にハッピーエンドしか予想していなかったのに、「ジェマよ、お前まだアカンかったんかい!?」って思っちゃいましたね。でも、ハッピーエンドで終わってたら爽やかな読後感ならぬ『読観感』が残っていたであろう反面、こういうバッドエンド的な終わり方も悪くは無いですね。ハッピーorバッドどちらにせよ、この記事は書いていたと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

観終わった後、ラストの衝撃さから覚めていくにつれて、ブルがジェマに話した『学習性無力感』という言葉がどうにも気になって調べてみたんですよ。そしたら、『犬に電気ショックを与える実験』で有名な、アメリカの心理学者セリグマンが提唱した理論だったんですね。と言うか、あの実験こそ、『学習性無力感』を証明するためのものだったと。この実験の話自体は、大学の心理学の授業で聞いた覚えがあり、『学習性無力感』という言葉もその時に聞いていたハズですが、今回ブルを観てしっかりインプットされ直しましたね。※『学習性無力感』に関しては下記サイトが一番分かりやすかったです。

セリグマンの学習性無力感~マンガで分かる心療内科in秋葉原

2019年1月1日(火)追記

その後、第17話までしっかり観続けていますが、毎回おもしろくて仕方ありません。

当然ですが、映画やマンガ等の娯楽作品は作品ごとに“結末の色合い”が異なります。ハッピーエンドで終わるのもあれば、バッドエンドで終わるのもある。あるいは、色々とボヤかして(=含みを持たせて)視聴者それぞれに解釈を委ねるかのように終わる(だけ)のもある。

ブルは今のところは全話ハッピーエンド的に終わっています。つまり、バッドエンド的な後味の悪い回はなかったし、結末がボヤけた回も無かった。『勧善懲悪モノ』が嫌いな方もいらっしゃる方もしれませんが、私としては、ブル率いるTACの面々との心理戦(?)に悪いヤツが負けて、最後には法の裁きを受けてムショにぶち込まれる展開が分かりやすくてとても好きです。

お気に入りの映画『ダイ・ハード』も、最後はブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン警部補にテロリスト一味がぶっ倒されてスカッと終わるので好きです。ブルとダイ・ハードでは事件の解決手段(法か暴力か)こそ違えど、最後は悪い奴らがやっつけられる。この『勧善懲悪』的ストーリーってやっぱり分かりやすくてイイですねぇ。

ただ、ブルにしてもダイ・ハードにしても、ハッピーエンドにたどり着くまではどちらも結構苦労しています。ハッピーエンドにたどり着くまでの試行錯誤感がストーリー途上に描かれています。これは『勧善懲悪モノ』を彩る大事な要素ではないでしょうか。現実でもそうじゃないですか。できればしんどい思いはしたくないけど、そういう目に大概遭わざるを得ない。その方が、終わった時のハッピー感は増すんですよ。


大変ショッキングな話を目にしてしまいました。

TACの女性陣の中では「1番キュートだなぁ」と思っていたケイブル役のアナベル・アタナシオさんが、第2シーズンで降板されるとのことです。なんでも、「監督業の道に進む」というのが降板の理由だとか。

まぁ、第14話『迷えるハッカー』の回で、彼女が業務上やらかしてTACをクビにされるのを観てイヤな予感はしてたんですよ。その後、後任の男が来るには来たんですが、コイツがまたケイブルほどのコンピューター・スキルは無いヤツだったがために、結局ケイブルは戻ることになってニンマリとしたのも束の間、やっぱり、辞めるんかぁ・・・。シーズン3からのコンピューター・ウーマンの配役も決まってるんだもん、こりゃあもう絶望的に決定なんだわなぁ・・・。

つまり、ブル2でケイブルちゃんを拝めるのはあと5回!「嗚呼、名残惜しや💀」と思っていたところ、ふと思い出したのが『WOWOWメンバーズオンデマンド』!今まで全く利用せずにきたけど、これを使わない手はない!これを使えば、第1シーズンも観れるハズ!と思って早速チェックしました。

WOWOWメンバーズオンデマンドでの視聴方法

WOWOWメンバーズオンデマンドにアクセス

②WEB会員IDとパスワードを入力

③検索窓に『ブル 法廷』など入力して検索(玉木 宏かっこいい

④ごっそり出てきた!ので、とりあえずシーズン1の第1話をクリック

⑤ついにご対面!赤枠で囲った横顔もキュートな女性がケイブルちゃん!

これで1月の運命は決まりましたね。WOWOWメンバーズオンデマンド内の動画が録画できるのかどうかはひとまず置いといて、これでシーズン1からこれまで(のケイブルちゃん)を振り返ることができますよ!画面はPCでの流れでしたが、スマホやタブレットではアプリをインストールすることで同様に視聴が可能です。

どうしてもWOWOWメンバーズオンデマンド内の動画が録画できない場合は、DVDを購入することも止む無し・・・でしょうか。以前ご紹介したフランス映画『髪結いの亭主』は古い映画なのでDVD止まりでも仕方ない感じはしますが、ブルはブルーレイで出してくれてもイイんじゃないかな?と思います、ブルだけに。気になった方はぜひチェックしてみて下さい!


【販売元】パラマウント/【ディスク枚数】6枚(12話収録)/【言語・字幕】日本語、英語


【販売元】パラマウント/【ディスク枚数】5枚(11話収録)/【言語・字幕】日本語、英語


2019年8月15日追記
今月からシーズン3の放映がWOWOWで始まりました。第1話のレビューはこちら

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